CRSとの関わり方

25.05.2018

時事


2018年より日本でもCRS適応され、駆け込みで海外口座を開設する方や、
海外移住に向け本格的に動く方が増えています。
香港での個人口座開設も、マイナンバーの現物が求められたり、ビザか
現地法人がなければ口座を開けられなくなってきています。
このCRSという制度がどのようなもので、回避の方法はあるのか?
について書きます。

まずCRSって?
’’「自動的情報交換(AEOI)の対象となる非居住者の口座の特定方法 や情報の範囲等を各国で共通化する国際基準であり、これを適用する ことにより、金融資産の情報を各国税務当局間で効率的に交換し、外国 の金融機関の口座を通じた国際的な脱税及び租税回避に対処すること」’’ 引用元:http://labuan.link/caution/common-reporting-standard/
色々書いてあるけどなんだか複雑、まだイメージしにくいですね。
「Common Reporting Standard」は、日本語で「共通報告基準」という意味です。
要するに、CRSとは各国が国際間の脱税をなくすために作られた制度です。
CRS(共通報告基準)によって、国の金融機関は口座を持っている人の住んでいる国を特定し、金融機関のある国の税務当局に報告することが義務付けられました。
この制度によって、従来国の税務局が把握しきれなかった脱税を防ぐことが可能となったということです。
特に海外に住んでいる人(非居住者)の口座情報を、その人が住んでいる国の税務当局に年に一度通知するので、
日本に住んでいないからと税金を免れられるわけではありません。

CRSの報告対象となる情報
対象となる情報は以下の通りです。
・普通預金口座の預金口座
・年金保険契約
・証券口座
・氏名
・居住国
・外国の納税者番号
・口座残高
・パスポート番号
・マイナンバー
・生年月日
・利子の年間受取額
などです。
該当する金融機関は、口座を持っている人の居住国を特定して、
口座を選別します。

2017年度のCRS適用国(2016年分以降の情報を報告)
アングィラ、アルゼンチン、バルバドス、バミューダ諸島、ベルギー、英領ヴァージン諸島、ブルガリア、ケイマン諸島、コロンビア、クロアチア、キュラソー島、キプロス、チェコ、デンマーク、ドミニカ、エストニア、フェロー諸島、フィンランド、フランス、ドイツ、ジブラルタル、ギリシャ、グリーンランド、ガーンジー、ハンガリー、アイスランド、インド、アイルランド、マン島、イタリア、ジャージー島、韓国、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、メキシコ、モンセラト島、オランダ、ニウエ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、サンマリノ、セイシェル、スロバキア共和国、スロヴェニア、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、トリニダード・トバゴ、タークス・カイコス諸島、英国の55の国・地域

2018年度のCRS適用国(2017年分以降の情報を報告)
アルバニア、アンドラ、アンチグアバーブーダ、アルーバ、オーストラリア、オーストリア、バハマ、バーレーン、ベリーズ、ブラジル、ブルネイ・ダルサラーム、カナダ、チリ、中国、クック諸島、コスタリカ、ガーナ、グレナダ、香港、インドネシア、イスラエル、日本、クウェート、レバノン、マーシャル諸島、マカオ、マレーシア、モーリシャス、モナコ、ナウル、ニュージーランド、パナマ、カタール、ロシア、セントキッツ・ネイビス連邦、サモア、セントルシア、セントヴィンセント・グレナディーン、サウジアラビア、シンガポール、シント・マールテン、スイス、トルコ、アラブ首長国連邦、ウルグアイ、バヌアツの46の国・地域

回避ってできるの?
CRSの報告義務が課されないのは下記のようなケースです。
-OECD非加盟国(CRS非適応国)でのビザ取得および口座開設
-本格的移住(香港、シンガポール、タイなど)
現在CRS非適応国で有名なのは、カンボジア、フィリピン、タイです。
今回はCRSとの関わり方についての記事を書かせていただきました。
ご興味ある方はG-Joyful Limitedにご相談ください。

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