25.10.2017

オフショア&タックスヘイブン

オフショア香港での法人設立~香港に進出するメリット~

         

香港はアジアを代表するビジネス都市で、ロンドン、ニューヨーク

と共に世界3大金融センターと言われています。

今回、アジアを始め世界中からビジネス展開を計画する企業に注目の

香港進出メリットについて紹介します。

そもそもオフショアとは?

最近、ビジネス分野で「オフショア開発」や「オフショアリング」

などの言葉をよく耳にすると思います。簡単に言えば、国内ではなく

海外に事業展開をすることです。

オフショアリングのように、法人の全てまたは一部分の事業のみを

海外に移すなど多少の違いはあるものの、基本的な考えは海外に

事業を移すことです。その対象地域として香港は多くの日本企業から

非常に注目されているのです。

オフショア香港の3つのメリット

大きなメリットとして3つあげてみます。

メリット1:経済的自由度が世界一

アメリカの「ウォールストリートジャーナル」という経済紙が発表する

「国別経済自由同数」で、香港は世界No. 1の座を勝ち取っています。

しかも、22年連続です。ビジネスを展開する上での少ない規制や

市場開放度などが評価の内容です。ちなみに、日本は世界第20位です。

日本企業でも自由にビジネス展開できる香港はとても魅力的なのです。

メリット2:税制メリット

一般的に日本や欧米は、税金がとても高いです。それに比べて、香港は

全体的に低税率で税金の種類も少ないのが特徴です。

香港の法人税率は最高で16.5%となっています。日本では当たり前の

一般消費税や住民税などもありません。

加えて、オフシェア所得非課税という香港の源泉所得だけが課税対象に

なるものがあり、香港国内と香港外の二つから税が発生することはありません。

そのため、法人が香港外で得た所得には課税されない仕組みになっています。

更には10月11月に香港政府トップの林鄭月行政長官が、施政方針演説で法人税率 に軽減税率を導入する方針を明らかにしました。 200万香港ドル(2,800万円)までの法人税を現状の半分である8.25%まで軽減し、 中小企業やスタートアップ企業の振興と育成を目指すとのこと。 2018年度からの導入予定です。 今後香港へ進出する企業はさらなる税制メリットの恩恵を受けられそうです。

メリット3:中国への架け橋となる

凄まじい経済成長を遂げている中国への法人進出を目指す日本企業は

たくさんあります。その前に香港を経由してから中国進出を目指す企業も

多いです。

立地的に中国から近い香港には、観光客を含むたくさんの中国人や中国企業

が存在します。香港と中国本土間の租税条約では、香港を経由した方が

源泉税が低くなるため、まずは香港でオフショア事業をし、将来的に

中国進出を目指します。

まとめ

いかがでしたか?今回は、香港へのビジネス進出のメリットについて

紹介しました。この記事が読者の皆様の役に立てば幸いです。

香港法人設立のご相談は info@g-joyful.comまでお問い合わせください。

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